大幅に閣僚を入れ替えた第二次岸田内閣が発足しましたが、新内閣でも大半が統一教会と癒着した面々ばかり。救いようがないとしか言いようがありませんが、政府がまともに機能していることを証明するためにも、また、統一教会の生贄にされる被害者をこれ以上出さないためにも、統一教会の宗教法人格を剥奪すべきです。統一教会カルトは宗教法人ではなく、犯罪者集団そのもの。
1.統一教会はカルト
安倍元総理殺害事件を取り上げた前号「彼を凶行に追いやったもの」では、統一教会と癒着している政治家の責任も重いが、それ以上に問題なのは、両者の癒着と統一教会の悪行の数々を報道せずに隠蔽に加担してきたマスコミだと批判しました。
しかし、統一教会の悪行を報道したマスコミやジャーナリストに対する、統一教会からの執拗かつ陰湿きわまりない嫌がらせの実態を知って、責任が問われるべきは、一にも二にも政治家であると訂正いたします。
マスコミに対する統一教会の嫌がらせの実態は、以下の江川紹子さんのTwitterで知ったのですが、これほどの嫌がらせを受けるとなると、マスコミやジャーナリストが統一教会の悪事を暴く報道を躊躇するのも無理からぬことだとも思えてきます。
「嘘」と言えるのは、新聞記者時代に私も経験しているから。統一教会は私が書いた記事についてすさまじい電話攻撃をしてきて、新聞社の通信機能がほとんどストップする事態に。やめてくださいと言いに行ったら、教団は否定し、分厚いメディアの訂正集をドンと私の前に置いた。教団との関連を書くと… https://t.co/dQYbbz7rix
— Shoko Egawa (@amneris84) July 29, 2022
統一教会関連訴訟を担当する弁護士さんや、長年にわたって統一教会の取材を続けてきた、ジャーナリストの鈴木エイト氏も、すさまじい嫌がらせを受けてきたという。
旧統一教会と対峙する弁護士・ジャーナリストが受けた嫌がらせ…無言電話や尾行だけじゃない
2022/08/06 日刊ゲンダイ
一方、自公政権は、弁護士連絡会が統一教会との癒着を止めるようにとの抗議書を送っても、安倍元総理が受け取りそのものを拒否したことに象徴されるように、統一教会の不法無法な詐欺行為を完全に容認して取り締まる意思はない。
トップの姿勢は当然のことながら下々にまで浸透するわけで、自民党の大半の議員が統一教会との関係を持っていることが今回判明しています。これらは自己申告ですので、実際にはもっといるはず。統一教会と関係あり議員の中には、なぜか菅前総理の名前は出ていませんが、菅前総理は統一教会幹部を官邸にまで招いたと、統一教会自らが宣伝しています。
旧統一教会幹部ご一行を“歓迎”した菅官房長官、高村副総裁らの思惑
2017/07/13 朝日新聞
にもかかわらず、なぜ菅氏の名前はリストアップされていないのか。管氏は正直に申告せずに隠しているのでしょうか。さすがの安倍元総理も、統一教会関係者を官邸にまで招くことまではしていていないはずですので、菅氏と統一教会との尋常ならざる関係の深さを感じさせられますね。管氏は当時は官房長官だったので、安倍総理の意向も含んだものだったのだろうとは思いますが、不気味です。
政治とは本来ならば、宗教を隠れ蓑にした犯罪者集団を取り締まるべき責務があるわけです。にもかかわらず、自民党を中心にした非常に多くの国会議員は、彼らを野放しにしているだけではなく、政治家の保身に彼ら犯罪者集団を利用するという堕落の極みにあります。
しかも発足したばかりの第二次岸田内閣の方々を見ても分かるように、統一教会と関係のない議員を探すのは不可能なほどにその汚染は広範囲に及んでいます。
本来ならば、関係した閣僚はもとより、国会議員の方々は全員辞職すべきですが、それでは無政府状態に陥ってしまいますので、統一教会の宗教法人格を抹消するという根本策を緊急に断行することで、この悪辣団体と手を切るという決意を示すべきです。
統一教会の宗教法人格を剥奪する以外に、統一教会に生き血を吸い取られ続けてきた日本人被害者のこれ以上の増殖を阻止する方法はないはずですし、日本の政治を侵食しつづけ、国家崩壊にまで至る重大な被害を阻止する道はないはずです。
宗教法人格剥奪に反対するか否かで、政治家としての資格の有無は瞬時に分かりますので、自己申告という曖昧な検査でお茶を濁そうという岸田政権の本気度も改めてチェックできます。
2.統一教会の保守派癒着の狙い
統一教会の本性は、以下にご紹介するようにゴリゴリの反日主義です。
「統一教会に集まる献金の総額の7割以上が日本人の信者からのものだ。日本に金銭被害が集中してきた根本には、「日本の植民地支配に対する恨み」を中核とする統一教会の教義がある。
統一教会の教典では、韓国は偉大な「アダム国」、日本は韓国に対する植民地支配という罪を背負った「エバ国」と位置付けられ、後者は前者に対する従属関係にある。」
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授
出典:旧統一教会 安倍元首相を追悼 韓国・ソウルで大規模イベント
統一教会と安倍元総理との関係の深さをあらためて感じさせらえあれるてくれるイベントです。下のコメントは、この動画に付随したもの。
8/12(金) FNNニュース コメント:三牧聖子7時間前
同志社大学大学院グローバル・スタディーズ研究科准教授
一方、安倍元総理は、表向きは歴代政権の中でも韓国政府による理不尽きわまりない反日要求に対しては、もっとも強固にその要求を撥ねつけてきました。わたしもその毅然とした対応に賛辞を送り、応援してきましたが、陰では表向きの国益第一のパフォーマンスとは全く真逆の、反日主義を根本原理とする統一教会による、日本人生贄活動を黙認し、捜査の手が伸びぬように守り続けてきたわけです。
いわば安倍元総理は、統一教会に騙されて生贄にされた日本人信者たちの犠牲と引き替えに、彼の政治的パフォーマンスを華々しく披露してきたわけです。つまり安倍元総理は、根本のところでは、植民地支配の贖罪のために、日本は韓国に対して徹底して奉仕すべきだという、統一教会の基本原理を完全に共有していたことに外なりません。他の議員の方々も全く同じです。
というように、わたしが書くとつい長々しくなりますが、このあたりのことについて、小林よしのり氏は非常にストレートに核心をついた批判を展開されています。
統一協会から目をそらす「安倍マンセー派」に小林よしのり氏が“贈る言葉”
2022.08.09 by 小林よしのり『小林よしのりライジング』MAG2
「カルトとの関わりを何とも感じないのは、そいつもカルトだからだとしか思えない。」という指摘には、心底驚かされました。わたしなら、価値観が同じなのだとやや抽象的に表現してしまいますが、同じカルトだから連中の悪辣さにも何も感じないのだとストレートに考えれば、もやもやが消えてすっきり理解できます。
しかし統一教会は、日本人から巨額の資金を巻き上げるだけで満足しているわけではないことにも、もっと目を向ける必要があるはずです。
統一教会の究極の目的は日本乗っ取りであり、皇室の乗っ取り=支配です。保守派というのは、日本も含めてどこの国でも、それぞれの国の伝統的な価値観、基層部に潜む固有の伝統や文化などに依拠し、それらを守ることを政治的理念として掲げています。
その国を支配したり乗っ取るためには、基層にある伝統的な価値観を破壊するか改変する必要がありますが、そのためにはまず、基層にある伝統的な価値観に依拠する勢力を彼らの配下に収めなければなりません。
日本でいえば、安倍・菅政権が強烈に体現してきた保守派に当たりますが、統一教会のこの野望は、日本では時の政権に守護され、かなりの程度成功を収めつつありました。しかし家庭を破壊された信者2世によって安倍元総理が銃殺され、統一教会の悪行と政治家の癒着が白日の下にさらされています。
時の政権に守られ、深く静かに日本人を餌食にしつつ肥え太ってきた、統一教会のこれまでのような悪行が今後も続くとは思えませんし、許すことはできません。
しかしすでに日本の侵食、解体はかなり進んでいます。今回は詳しくは書きませんが、教育では保守派を自認する政権によって、日本人の精神世界を破壊するような解体が行われてきました。日本の伝統を守るといいながらなぜなのか、ずっと疑問を感じてきましたが、保守派政治家と統一教会との、想像を絶するような癒着関係が延々と続いてきたことが今回の事件で分かり、やっと長年の疑問が解消しました。
世界文化遺産や世界記憶遺産などに、日本各地で多数発掘されている、日本の古代文化や精神性や死生観や葬送儀礼を象徴する埴輪がなぜ候補にならないのか、はたまた、984年に成立し、現存する日本最古の医学書『医心方』(全30巻)がなぜ世界記憶遺産の候補にならなかったのか、長らく疑問でした。
日本文化は韓国が創ったという韓流史観を否定するような、これらの文物は候補にはしないという、韓国政府が喜ぶような判断をなぜ安倍政権が採用するのか疑問でしたが、統一教会からの指示であったとなれば、なるほどと納得です。
代わって安倍政権では、韓国政府や韓国人が、強制連行されて過酷な労働を強いられたと捏造映画まで作って世界中に宣伝しまくるきっかけとなった、炭鉱遺産を含む明治近代化遺産を候補にしました。
表面的には韓国政府の反対を押し切って候補にしたので、韓国に対峙して国益を守ったかのように見えますが、さにあらず。逆です。世界展開した韓国の反日キャンペーンが完全に圧倒しています。安倍政権は世界遺産に登録することで、世界展開する韓国の反日キャンペーンのきっかけを作ったようなものです。
近代化遺産として真に価値にある物といえば、明治以前の鎖国下の封建体制下において、日本独自の手法で誕生し、発展していった近代化への萌芽、あるいは結実の数々を候補にすべきだったのではないか。今なお、近代化の遅れた国や地域へのヒントとしても価値ある遺産となったはずですが、日本では、陰から指示が飛ぶ韓流要請が絶対的な力をもっているわけです。
すでに指摘しましたように、その究極の狙いが皇室です。安倍・菅政権でなければ、小室騒動は起きなかったはずです。小室夫妻の騒動には巨額のカネが動いたことは改めて言うまでもありませんが、この巨額の資金として公的資金がひそかに提供されるというルートが存在しなければ、この騒動は海を渡ってアメリカにまで広がるはずはなかったわけです。
みっともない話に書いたように、小室氏には大学の奨学金を受ける資格のないことは明白ですし、彼が勤めていた日本の法律事務所が資金を出すはずもないことも明々白々すぎる事実です。税金以外に費用の出所はありえません。
しかも皇室を離れた小室夫妻(小室氏はもともと民間人ですが)を、外務省が今なお支援しているという不可解さ。小室氏が司法試験を2回も落ちたというのに、今なおクビにもならず、雇用し続けるアメリカの弁護士事務所。この二人に対しては、日米両国において法治主義、公正さを旨とする民主主義国家にはあるまじき超特例的配慮がなされています。
小室夫妻に対する超特例的配慮は、当然のことながらこのお二人には利用価値ありとの判断によるものであることは言うまでもありません。伝統的な皇室観を転換=破壊したいという願望を抱く勢力によるものですが、その先にあるものは皇室の支配、乗っ取り。すなわち、日本支配、日本乗っ取りです。
しかし、国民の支持がほぼゼロに近いこのお二人は、影響力もゼロに近い。小室夫妻を使った皇室支配の目論見は完全に破綻していますが、ただ心配なのは、今なおひそかにこのお二人に税金が投じられているのではないかということです。
では日米両国の政治中枢にまで影響力を駆使し、小室夫妻を利用して皇室乗っ取りを企む勢力とは何かといえば、統一教会以外には考えられません。他の政権以上に、統一教会との癒着度が高かった安倍・菅政権ゆえに可能になったのでしょう。
統一教会のカルト思想に完全に同化している安倍元総理をはじめ同化議員の皆さんは、騙されて信者になった日本人とその家族を生贄にし、さらには日本の皇室を統一教会に売ってでも国会議員になりたい、続けたいという、浅ましい願望の虜になっています。
統一教会の犠牲になった被害者への贖罪のためにも、そしてこれ以上の日本破壊を阻止するためにも、統一教会の宗教法人格抹消の手続きを即刻、開始すべきです。そしてカルト思想に同化している国会議員をあぶり出していただきたい。
ちなみにフランスで制定されているカルト規制法は以下のとおり。
仏カルト規制法10の指標>https://t.co/StvS6g21mv
— 紀藤正樹 MasakiKito (@masaki_kito) August 3, 2022
日本でも基準を作るべきです>
合同結婚式は統一教会の重要な資金集めイベントですが、信者たちは自由恋愛を禁じられています。自由恋愛を許せば、合同結婚式には参加しなくなるからです。人権侵害も甚だしいですが、この合同結婚式にも政治家は祝電を送っていますね。
彼を凶行に追いやったものでも、元信者が語る、合同結婚式の悲惨な実態をご紹介していますが、似たような話は数限りなくあります。統一教会の掲げる「家庭」とは、信者の家庭ではなく、韓総裁を母と仰ぐ統一教会そのものを指します。信者の家庭を破壊してでも統一教会という「家庭」を守れ!というのが基本的な掟です。
こういうカルトを守るため、安倍菅政権は歴代国会公安委員長に統一教会シンパを充てています。岸田政権もその流れにを受けていますが、こんな異様な人事をするとは国家反逆罪に相当するのでは?
巨額献金で家庭を破壊され、合同結婚式で人生を破壊される日本人信者たち。統一教会は宗教法人ではない。即刻、統一教会の宗教法人格を剥奪せよ!
3.大学まで乗っ取る統一教会
先日片付けをしていたところ、30年ほど前に勤めていた福岡市南区にある福田学園の純真女子短期大学(現在は改組、改称され、純真学園 短大も国文科や英文科などの文学系は廃止)をめぐる怪騒動に関する文書が出てきました。
わたしは平成6年4月から11年3月まで同短大の国文科に勤めていましたが、非常勤講師⇒専任講師⇒助教授と毎年昇級しまして、平成8年4月からは助教授(現在の准教授)になりました。
他の学科は知りませんが、国文科の中では学部卒で採用されたのはわたし一人だけ。他の先生方は全員九州大学の大学院を出ておられます。ましてや、トントンと助教授にまでなったのは、異例中の異例だと思います。
しかも助教授になるや、その年のオープンキャンパスの模擬授業を任されました。わたしは国文科の中では学歴が最も低いだけではなく、同短大に就職した年数も最も短い新参者です。そんなわたしがオープンキャンパスの模擬授業を仰せつかるとは、驚愕の一言。これも異例中の異例だったと思います。
なぜわたしが超異例の抜擢を受けたのか、はっきり言いますと、わたしの授業が学生にかなり人気があったからです。外にまで評判が伝わったのか、オープンキャンパス時には授業参観に見えた新聞記者の方もおられたほどです。
と、自慢話が続きますが、これはわたしの授業の特殊性とも関連したものでした。わたしは国文科では近現代文学を担当していましたが、その講義の1つに柄谷行人氏の「日本近代文学の起源」をテキストとして使っていました。
数ある国文科(現在は国公立大学では国文科などは廃止)の中で、同書をテキストにした授業は絶無だと思います。しかし本書には、日本近代文学の起源のみならず、日本文学そのもの、ひいては日本文化の特性を読み解くヒントが満載です。しかも近代以前にも射程を広げた論考でしたので、授業でも、江戸の芭蕉あたりまで視点を広げて講義をしておりました。
常識的に考えれば、難解だと言われていた柄谷氏のテキストを女子短大生に読ませるとは無謀だと思われそうですが、きちんと読めば論理明快、日本語が読めれば誰もが理解可能な内容です。
幸い授業は学生にも好評でしたが、わたしにとっては、この特異なテキストを使った特異な授業が不幸への始まりとなりました。
この授業を続けて2年余り経ったある時、わたしの授業が盗聴され外部に流されていることに気づきました。マイクを使った授業ですので、盗聴は可能です。
盗聴されていると気がついてからは、授業で声を発することそのものが苦痛になりました。ついにテキストを棒読みするだけという異常な事態に陥りました。学生には本当に申し訳ない事態になってしまいましたが、その年度の終わりの3月をもって退職しました。
大学からは慰留されましたが、授業そのものができなくなっていましたので、迷うことなく退職しました。今から思うとかなり高給をもらっていましたが、精神の安定を保ち、我が身を守るためには、辞める以外の選択はありませんでした。
平穏に短大で仕事を続けていたならば、葦書房の経営を引き継ぐことはおそらくなかっただろうと思います。と考えると、これも運命だったのかもしれません。
我が家の子供たちに短大を辞めた理由を話すと、お母さんは頭がおかしいと言われてしまいました。地方の短大に勤める全く無名の人間の授業を盗聴するとは、誰が考えてもありえないことで、訴えるわたしが精神錯乱していると思われるのがオチです。
しかし今、公の場でこのお話をするのは、何十年ぶりかで見つけた手紙に統一教会の名前が記されていたからです。偶然というには余りにも偶然すぎますが、本ブログを書く前に片づけをしたというのも、偶然すぎる巡り合わせです。
手紙は開封されていましたので、当時すでに読んでいたはずですが、全く記憶にありませんでした。以前片付けした際には、短大を含む福田学園をめぐる別の怪文書が多数出てきましたが、こちらはいかにも「怪・文書」という印象のものばかりでした。
今回見つかったのは、これらの「怪・文書」は、学園の乗っ取りを画策している、統一教会の「世界日報」がばらまいたものだと書かれていました。さらに、福岡県八女市にある西日本短大乗っ取りで名をはせた統一教会のM氏が、福田学園の工学系の単科大学、東和大学(現在は純真学園に改称、改組)の理事に潜り込んでいることも明かされていました。
当時わたしは韓国に対する忌避感はほとんどなく、むしろ韓国シンパに近かったので、統一教会への忌避感や警戒感も今ほど強くはなかったように思います。
しかし統一教会の恐ろしさを十二分に知った今、かつて勤めていた短大にも統一教会の魔の手が伸びていたことを初めて認識したした次第です。わたしの授業の盗聴にも統一教会が関与していたのかどうかまでは分かりませんが、違法無法を行動原理とする統一教会が大学に潜りこんでいたことを知って、ぞっとしています。
現在の純真学園はHPを見ると、理事会の記載がありませんので理事会は設置されていないのかかもしれませんが、純真学園大学の学長には、当時の理事長のご子息が就任されていますので、統一教会の影響は排除されているのかもしれません。
統一教会は、日本政府を使って日本の教育や文化政策を彼らの狙いに合わせてコントロールするとともに、大学を直接支配したり、乗っ取ったりしていることを、わたしの直接体験も交えてお伝えしました。
そう言えば、『貨幣の謎とパラドックス―柄谷行人論・原理論編』という柄谷論をオンデマンドで出版しておりました。ご紹介するのを忘れておりましたので、急いで追記しております。
「貨幣の謎」とは、資本主義の謎=資本主義の原理、さらに言えばその正体を意味しています。また、仮想通貨についても論評しています。5年前の2017/12/10に出版しましたが、今なお有効。というよりも今後ますます有効度が高まるはずだと自負しています。
国文から哲学、経済、果てはITやAIにまで関心と興味が飛んでおりますが、日本語読解力だけで、関心領域を拡大しつつある後期高齢者です。表紙デザインも自作です。
なお本書の内容は、上記リンク先のAMAZONの販売サイトで「試し読み」をクリックしていただくと、目次等、本書の概略をご覧いただけます。目次だけでもかなり面白いと思います。臆面もない自己宣伝をさせていただきましたが、よろしくお願いいたします。
(2022/8/20)
4.ペロシ下院議長の訪台
アメリカのペロシ下院議長の訪台が様々な波紋を呼んでいますが、韓国の対応にはあらためて驚かされました。ペロシ下院議長は訪台の後、韓国を訪問しましたが、伊大統領はペロシ氏とは直接会うことはせず、電話だけで済ませたという。
伊大統領は、夏期休暇中であるとのことでペロシ氏とは会わなかったそうですが、ソウル市内の自宅にいたとのこと。中国からの指令に従ったのは明らか。翌日には韓国の外相が訪中して王毅外相と会談しています。日本ではこの重大なニュースはほとんど報道されていませんが、ペロシ下院議長のみならず米国政府の面目丸つぶれでは?
この例からも分かるように、日本のマスコミではほとんど報じられていませんが、中韓のつながりは想像以上に強い。
去年だったか、NYのタイムズスクエアでBTSなどのK-POPの巨大広告が掲示されて話題になっていましたが、こうした広告費用として中国からも1億円もの寄付が寄せられたという。
韓国に米軍のTHAADが配備されて以来、韓国のK-POP歌手たちは中国国内での活動は禁止されていますが、韓国の芸能事務所は代わりに中国人の歌手養成に励んでいるとのことで、芸能分野での関係が完全に断絶しているわけではないらしい。
そういう関係が影響しているのかどうか、アメリカで活躍しているK-POP歌手への中国人ファンの支援は続いているらしい。仮にファン個人による寄付であったにせよ、中国政府が容認しなければ不可能であるのは明らか。
中国政府は、政治家はもとより、経済、芸能、芸術などあらゆる分野において、習近平氏より有名なることは許しませんが、K-POP歌手を使ってアメリカ人や白人系の歌手を追い落とし、東洋人の存在感を一気に高めようと考えているのかもしれません。BTSに1億円もの寄付を許可した中国政府は、計算高く、その効果を狙っているはずです。
背後にある中国政府の意図を知ってか知らずか、バイデン大統領がBTSと会談したとのニュースが世界中に流れました。バイデン大統領が韓国に格別の配慮をしているというのに、伊大統領は、ペロシ下院議長と直接会うことすら避けました。
日本政府はもとより日本国民も、アメリカに盲目的に隷従するだけで、日本が守れる時代は終わったと認識すべきだろうと思います。同時に韓国は日本とは同じ自由と民主主義に依拠する国家ではないことにしかと認識すべきです。
統一教会は批判者には集団的な嫌がらせや恐喝で黙らせようとしますが、そもそも韓国人も同じ行動原理に従っています。批判者には言論でもって反論するのではなく、実力行動で黙らせる。アメリカの学者が、従軍慰安婦は対価をもらって戦地で売春に従事していたことを証拠をもって明らかにしたところ、在米韓国人や韓国人留学生たちは学者批判のデモを行い、学者が勤めている大学に対して、学者を辞めさせろと叫んでいました。
日本でも、韓国に都合の悪い記事を書くとその新聞社に集団で押しかけて抗議するということもありました。韓国人のこの実力行動も、日本のマスコミが韓国に都合の悪い記事を書かなくなった原因の一つだろうと思います。
また統一教会は、批判者は記者会見場から排除するという露骨な言論弾圧を行っていましたが、山上容疑者の母親の記者会見を行うことを公表することで、メディアの統制をさらに強化しようと狙っているのではないか。
超話題性のあるこの記者会見から排除されることだけは絶対に避けたいとのメディア側の思いは、統一教会に配慮した記事を書くことになるはずです。
週刊文春の8月11日号では統一教会特集が掲載されていましたが、批判記事の中に唐突にも、統一教会が山上容疑者の家族を助けたという趣旨の幹部の話が掲載されていました。ものすごく違和感を覚えましたし、元弁護士の伯父の話とも異なっています。ひょっとして、未だ開かれぬ母親の記者会見から排除されぬための配慮なのかと勘ぐってしまいました。
統一教会がメディアを選別するのであれば、全メディアが統一教会の記者会見をボイコットすべきなのでは。
5.「動画不正」その後
動画不正 のその後のご報告ですが、ScoreAscoreの日本法人があったはずなのですが、動画不正公開後検索したところ、日本法人は消えていました。勘違いではなかったと思いますが、やむなく米国の本社にコンタクトを取ったところ、メールでのやり取りが可能になりました。
Ascore社によると、管理している楽曲の使用状況を24時間監視しているとのこと。問題は、音源を登録していたマイクロソフト社を介する必要があるとのことでした。
無断使用されないような動画は、コテコテの生出演でないかぎり不可能なのかもしれません。