ネイバーが君臨する日本

ネイバーが君臨する日本

LINEの親会社、韓国のネイバーによるサーバ管理の杜撰さは、今なお未解決のままですが、政治家はもとより、日本国民の大半はさして重要な問題とは考えていなような雰囲気です。政治家を筆頭に、我々日本人の大半がIT無知に置かれたままの状態の中で進行しつつある日本の危機を、WEB閲覧の道具でしかないように見えるブラウザでも発生している異変も絡めて、解析した結果をご報告します。

 1.ChromeがYahooに変換

数年前のことです。ブログを更新するためにWordpress(WP)にログインしようとしたのですが、IDかパスワードが違うとの表示が出てログインできません。いつもは、パスワードは保存済みなのですぐさまログインできるのですが、突如の異変。やむなく、パスワードを入力したのですが、違うとのメッセージ。同様の操作を何度か繰り返したのですが、結果は同じ。

IDは間違いようがありませんので、問題があるとすればパスワード以外にはありません。そこでパスワードの再設定をしましたが、発行ホヤホヤのパスワードを入力しても違うとのメッセージ。1文字1文字入力しても、コピペで入力しても結果は同じです。そこで、あらためてパスワードの再々設定をし、ログインを試みましたが、結果は同じです。パスワードの再設定を3度ほど繰り返しましたが、全て結果は同じです。サーバからのログインも試してみましたが、ログイン不能。

WPのように、クラウド上に作業場がある場合、ログインできなければ全てアウト。頭が真っ白に。しばし考えた末に、ブラウザを変えるしかないかもと思い、それまで使っていたMSのEdgeからGoogleのChromeに変えることにしました。

WPはChromeで使用することは、サーバを借りているさくらインターネットも推奨していますし、ネット関連の作業ではChrome使用は超常識ですので、わたしも当初はChromeを使用していました。しかし、Googleは公正か?でご報告したような事態に見舞われ、Googleへの不信からEdgeに変えました。

以降も、Chromeに関連する異変は何度か発生していますが。WPにログインできないという異変は、数年前までは発生していませんでした。しかし、この突然の異変に見舞われ、やむなくEdgeをやめてChromeに変えたところ、一発でログインできました。

通常、こういう現象に見舞われると、やっぱりEdgeはダメ、Chromeしか使えないとの評価になるのかもしれませんが、あまりの見え透いた結果に、わたしは、Googleは世界のWEB空間をほぼ独占しているにもかかわらず、ここまで汚い手を使うのかとの激しい怒りを感じました。

しかし、WPにログインするためにこれ以上無駄な時間と労力を浪費することは苦痛でしかありません。この苦痛を回避するために、やむなくChromeを使ってきましたが、最近、このブラウザはGoogleのChromeではないことに気づかされ、かなりの衝撃を受けました。より厳密に言うならば、Yahoo版Chromeとでも呼ぶべきブラウジング状況にあることに気づいたということです。

2023-12-16に公開したLINE、ヤフー、ネイバーでは、Googleの検索を、Yahooが事実上乗っ取っているとしか思えないような現象をご紹介しましたが、この時点では、WP管理画面で使うChromeまでもがYahooに侵食されているとは夢にも考えていませんでした。

ところが最近、Yahooが乗っ取っているのはGoogle検索だけではなく、Chromeにデフォルトで表示されているサイト以外の全サイトが、Chromeに乗っかった「セキュア」という異名をもつ、Yahooで開かれていることに気がつきました。

通常、ブラウザトップには、よく使うサイトのアイコンが表示されていますが、これらのサイトはセキュアYahooでしか表示されず、Googleアプリの一覧表示のある純正Chromeのトップページには、よく使うサイトのアイコンは存在しません。

以前は、サイトアイコンとGoogleアプリ一覧は共にChromeのトップページに表示されていましたが、現在、両者は完全に分離されていますので、自分のサイトやWP管理画面にアクセスするためには、セキュアYahooを使わざるをえない状況です。純正Chromeから自分のサイトを呼び出すために検索すると、即座にブラウザ表示がセキュアYahooに変わるからです。

この異常な状況を目にして、ひょっとしてと思い、Chrome(実はセキュアYahoo )でWP管理画面を開いたところ、アドレスバーにはGoogleマークはありませんでした。もちろん赤いYマークもありませんので、この瞬間まで、WP管理画面はChromeで開いているとばかり思い込んでいました。

しかし、普段は目をやることもないアドレスバーにGoogleマークがないことに気がついて、やっと、WP管理画面もYahooで開いていることに気がつきました。このアドレスバーの家マークをクリックすると純正Googleのトップページが表示されますが、WP管理画面は消えています。WP管理画面はYahooでしかアクセスできない仕組みになっていることにも気がつきました。そして、当然の連想として、数年前に発生したWPへのログイン不能事件も、同じ流れの出来事であったことにも気がついた次第です。

この異様な状況を知ると、セキュアYahooは使いたくないとの思いがさらに強くなり、ダメかもしれないと思いつつも、EdgeでWPにログインしたところ、なんと、一発でログインできました。もちろん、Edgeが安全でOKだとは思っていませんが、余りにも強引で不可解な動きをするセキュアYahooよりはましだという程度の選択で、Edgeを使うことにしました。

 2.マカフィーとYahoo

それにしても、セキュアYahooはなぜこれほど完璧にChromeを乗っ取ることができたのか。ネットで調べたところ、ウイルス対策ソフトマカフィーが原因だとのこと。マカフィーでは「ブラウザーのデフォルトの検索エンジンがセキュア サーチ powered by Yahoo! に設定」されているとのことなので、PCにマカフィーが入っていると、自動的にYahooが検索エンジンとして作動するらしい。

ネットには、マカフィー=Yahooの関連情報がたくさん投稿されており、わたしのPCだけの異変ではなかったことにも気がついた次第ですが、3年前に買ったわたしのDELLパソコンにも、マカフィーが入っていました。わたしが挿入したのではなく、買った時から入っていました。

ブラウザの設定から、検索エンジンをGoogleに変えても勝手にYahooに変わりますので、検索エンジン一覧からセキュアYahooを削除しましたが、すぐさま、しつこくYahooが復活します。そこで、怒りを覚えながらマカフィーそのものを削除しました。しかしマカフィーは勝手に侵入してきています。アプリ一覧からは削除されているにもかかわらずです。

しかもわたしはこれまで、マカフィー使用料は1銭も払っていません。にもかかわらず、マカフィーは今もわたしのPC内に棲息し、Chromeを起動すると、Yahooを動かします。アドレスバーにある家マークをクリックすると、Googleアプリの一覧のある純正Chromeが開きますが、サイトのアイコンはありません。やむなく閲覧したいサイトを呼び出すと、瞬時にYahooに変わります。

利用者の意思に反した不正な手法を使って、検索データがYahooに蓄積される仕組みになっているわけですが、検索データが不正に窃取されているだけではなく、ブラウザそのものも不正に窃取される結果になっています。

ブラウザは、昔の映画館のスクリーン(現在は映画もデジタル化されているので、昔とは様子が違っているはず)とは違って、単に様々なサイトを映し出すだけではなく、WEB閲覧者にとっては、パスワードや個人情報等を含む様々なデータを保存管理する、小さなサーバのような役目を担っています。

それなりの技術があれば、ブラウザのこの機能を悪用して悪事を働くことは可能ですが、これまでは、そうした外部からの悪意ある攻撃に対しては、ウイルス対策ソフトや様々な防御システムが考案され、防御に一定の役割を果たしてきました。

しかし、PCにデフォルトで、あるいはデフォルトに近い機能として搭載されているシステムやアプリ類に、悪意ある攻撃のタネ(プログラミング)が仕掛けられているとしたら、PCの安全を守ることはほぼ不可能です。

今回初めて知ったマカフィーとYahooの関係は、それに近いのではないか。ウイルス対策ソフトであるマカフィーは、なぜ検索エンジンとしてYahooを推奨しているのか。その理由はどこにも記されていません。なぜGoogleではダメなのか、についてもどこにも記されていません。

そもそも、ウイルス対策ソフトが利用者に対して、特定の検索エンジンのみを強制的に使用させるということ自体、利用者の選択の自由を奪うことになり、僭越も甚だしい。マカフィーに、なぜそんな権限があるのかと問わずにはおれない事態です。

Googleはその独占的地位を利用して、関連企業をあくどく搾取していることは世界中周知の事実であり、日本でも最近、グーグルが7年以上、ヤフーの広告配信を妨害した疑い…公取委が初の行政処分という事実も明らかになっています。

確かにGoogleはあくどい。7年もの間、商売の邪魔をされたYahooにとっては、検索エンジンを乗っ取るという手法でリベンジしたのかもしれませんが、この手法は利用者を無視した身勝手極まりないリベンジです。

しかもブラウザの機能を考えると、利用者にとっては、自分が選択したものではないブラウザを強制的に使用させられるというのは、権利侵害も甚だしく、危険極まりません。

利用者の意向を無視して、Yahooを検索エンジンに設定しているマカフィーは、Yahooの子会社になっているのか、Yahooから資金提供を受けているのではないか。それ以外に、ウイルス対策ソフトとしてはあるまじき、検索エンジン=Yahooとの超異例の設定は考えられません。

 3.ネイバー<ソフトバンク<Yahoo<LINE=日本

今年(or昨年末)初めてではないかと思いますが、Yahoo検索でのランキングが発表されました。これまでも発表されていたのかどうか、見聞きした記憶はないので、今年が初めてではないかと思います。

これまでは、検索といえばGoogleが超圧倒していましたので、Googleを差し置いて、Yahoo検索によるランキングが話題になることは物理的にもありえなかったのではないかと思います。

ところがNHKラジオで、昨年末だったか新年早々だったかに、23年度の検索ランキングが発表されました。ランキングの中身は覚えていませんが、Google検索ではなく、Yahoo検索のランキングとの発表に、いったい何事が起こったのかと驚いてしまいました。

その時は、マカフィーと組んで、Google検索が全てYahooに強制移転させられているという仕組みの存在にはまだ気がついていませんでしたので、ぼんやりとした不可解さを感じただけでした。

しかし、LINE、ヤフー、ネイバーでご報告したような、Yahooと韓国のネイバーとの一体化のみならず、本体のソフトバンクそのものが韓国のネイバーと一体化していることを知ったことと、この韓国企業と組んでというよりも、ネイバーに先導される形で、検索機能を使った日本のWEB空間制覇を目論んでいることを知った今は、マカフィーを使った検索異変は、こうした動きの一貫であることを確信しています。

ネット時代の今は、WEB空間を完全に配下に置くことは、その社会(日本)を完全に配下に置くことと同義であることは説明は不要でしょう。

ソフトバンクの孫社長ご自身は、そんな世界制覇の野望はお持ちではないと思われますが、韓国人は絶えず世界を目指しています。その意欲は並外れていますが、日本を配下に置くことに成功するならば、世界制覇もかなり有利に進めることが可能であるという絶対条件を、韓国人は熟知しています。

サムスンをはじめとした韓国企業の世界進出はその事例の一つですが、統一協会はサムスンとは別の分野で、日本を足がかりに世界の中心、アメリカ社会に食い込んでいます。

日本の政治家は、歴代総理(ほぼ5年ごとに無心を繰り返す韓国)から現岸田総理(韓国に貢ぐ岸田総理)に至るまで、嬉々として国益を毀損しながら韓国奉仕を続け、韓国の世界制覇を手助けしてきましたが、政治を介した日本制覇に加え、近年、LINEを介した新たな手法が加わりました。

棚ぼた式でLINEを手にした韓国政府とネイバー(背後に韓国政府あり)は、LINEを介して提携したIT大手のソフトバンクを最大限利用して、さらなる日本制覇を目指しつつあるということが、マカフィー=Yahoo検索で明らかになりました。

こんな現象は、おそらくアメリカでは発生していないはず。ネット上には、マカフィー=Yahoo検索に対する不満や疑問などはたくさん吐き出されていますが、それ以上の展開はありません。おそらく、わたしのこのブログが初めて、マカフィー=Yahoo検索の怪奇現象を取り上げ、背後事情にまで言及したのではないかと思います。

総務省は、杜撰な管理しかできないLINEのサーバを、韓国のネイバーから日本に移すように、LINEに対して繰り返し勧告していましたが、日本へのサーバ移転が遅々として進まず、ついに親会社であるソフトバンクに対して、ネイバーと手を切るようにとの勧告を出しました。

ところがこの勧告に対して、ある意味当然のことながら、韓国政府からは、民間企業の運営に日本政府が口出しするのは問題だとの批判表明がありました。

LINEは日本では公的機関でも多数利用されており、日本国民の情報管理に責任を持つべき日本政府が勧告を出すのは当然です。韓国政府としては、日本国民が恐怖を感じざるをえないような、杜撰なサーバ管理しかできない韓国企業の無責任さをこそ批判し、問題にすべきではないですか。

そもそも、LINEの親会社で全ての決定権を握っているネイバーは、韓国内で自ら運営しているサーバの杜撰な管理実態が明らかになり、日本法人の出澤社長が、総務省から繰り返し指導勧告を受けているにもかかわらず、実権を握っている親会社として、またサーバを実際に管理している直接的な責任を負うべき企業として、お詫びをするとともに、サーバーをなぜ日本に移転しないのか、その理由についても説明すべきところですが、ネイバーは一度たりとも会見を開いたことはありません。L

しかもLINE幹部は、日本人役員の数十倍、50数億円もの超高収入を手にしていますが、杜撰なサーバ管理という重大問題に関して、一度も公開の場で釈明したこともなく、完全に自らの責任を放棄したまま。のみならず、韓国政府を使って日本に抗議するという、民間企業にはあるまじき無責任でずうずうしい態度を貫いています。

ネイバーの唯一最大の儲けの源泉であるLINEの売上げは、ほぼ100%がLINEの日本法人によるものです。韓国人はLINEをほとんど使っていないからです。これほど無責任で、厚かましくも図々しい韓国企業が親会社であるという現実からするならば、LINEの日本法人をいくら指導勧告しても全く意味がありません。

最大の問題は、ソフトバンクの孫社長が、グループの最高経営責任者としてのご自身の権限が、全く通用しない(ネイバーの方が事実上上位にある)関係性の中で、ネイバーと提携したことにあると思います。

LINEの社長でしかない出澤氏が、ネイバーにモノ申すことなどできないのは明らかです。総務省がネイバーと手を切れという最後通牒を出すに至ったということは、孫社長は、LINEのサーバを日本に移すという、提案ないしは交渉(本来なら命令)すらできなかったということを意味しています。

また、孫社長もLINEの親会社としてサーバ管理の件につき、公の場で釈明をすべきですが、孫社長も無責任にも沈黙を貫いています。おそらくネイバーへの配慮からだろうと思います。民間企業にはあるまじき孫社長の無責任ぶりは、LINEの利用者(日本人)の安全よりもネイバーへの配慮を優先している結果だとしか考えられません。

つまりは、ソフトバンクとそのグループ(LINE、Yahooを含む)は、事実上韓国のネイバーに牛耳られているということです。Googleから検索を盗む、マカフィー=Yahoo検索という大胆不敵な工作は、韓国人の関与なしには不可能だったはず。

また、わたしのWPの管理画面へのログインを強制的にGoogle(実はYahoo)に変えざるをえない執拗な工作も、ネイバー提携後のマカフィー=Yahoo検索に由来することは明らか。3年前に買ったDELLのPC以前には発生しなかった怪奇現象だからです。マカフィーとは無縁の別のPCではこの怪奇現象は発生していません。

ただ、マカフィーはもともとDELLに必備されていたのか、買ったヤマダ電機が挿入したのかは、今のところは不明です。

また、アイキャッチ画像に使用したソフトバンクのロゴは、同社のサイトからの画像のコピーができないという状態が続いていました。これもブラウザを利用した妨害ですが、こちらもそのウラをかいてやっと画像をコピーして、アイキャッチ画像を完成させました。たった1枚のアイキャッチ画像を作成するのにも、不正侵入の輩どもとの「闘争」は必須不可欠な状況です。

以上見てきたようなネイバーとソフトバンクの、両最高経営責任者の、他に類を見ないほどの無責任さは厳しく断罪されるべきですが、それ以上に問題なのは、これら民間企業の超無責任さを全く批判しない日本のメディア、マスコミです。もしも、日本企業だけによる事件ならば、日本のメディアも親会社の社長の責任も厳しく追及したはずですが、韓国が絡むと手を引くという日本マスコミの悪癖が露骨に出ています。

関連する怪奇現象は他にも発生していますが、あらためてご報告させていただきます。

*偶然だとは思いますが、当ブログ公開後の本日夕方、LINEで経営体制の見直しが行われたとのニュースを耳にしました。
LINEヤフー 情報漏えい問題で経営体制見直し 取締役2人が退任
NHK 

Translate »