Googleの画面が真っ白に

Googleの画面が真っ白に

2022-05-19

目下、国内外とも難問続出ですが、Google使用中にぎょっとした体験をご報告させていただきます。この体験はきわめて私的なものですし、他には余り例はないかもしれませんが、なにがしかの普遍性も含んでいると思われますので、最後までご覧いただければと思います

沖縄の日本復帰50年

ウクライナ情勢では、東部攻撃中のロシアは白リン弾のようなものを使用したとのニュースもあり、手段を選ばぬロシアに徹底抗戦することは容易ではなさそうですが、長年中立を維持してきたフィンランドとスウェーデンがNATO加盟を申請しています。

アメリカやNATO加盟国が両国に働きかけたわけではなく、両国の国民の総意としての加盟表明です。ロシアの底知れぬ残虐さが招いた結果ですが、プーチン大統領は、両国に中立を放棄せざるをえないほどに、ロシアに対する恐怖感を与えていることをどう感じているのでしょうか。残虐さ以外に何もないのが現在のロシアです。ロシアの侵略が成功せぬことを祈っています。

折しも、国内においては沖縄復帰50年という節目の年を迎え、沖縄に集中している米軍基地の是非をめぐる問題があらためて浮上してきています。米軍なしには日本の安全は守れない。しかし米軍基地の大半が沖縄に集中している現実は看過できない。この二律背反にどう向き合うべきか、難しい課題が我々全国民に突きつけられています。

バイデン大統領からは、沖縄の日本復帰50年に合わせて、沖縄の貢献に感謝するメッセージが送られてきたという。50年という節目の年ゆえの配慮かもしれませんが、アメリカの大統領がこういう配慮をされるのかと驚いています。しかし、いくら感謝されても基地負担はなくならないので、沖縄の人々にとっては複雑な心境だろうと思います。

式典に出席した岸田総理は、歴代総理や歴代政権と基本線では全く変わらないものの、戦後生まれのわたしに歴史を持ち出されても困るという歴史や歴史教育を無化する、前代未聞、驚天動地の理由を掲げ、沖縄を冷たく突き放した菅前総理よりははるかにまともな対応をされているようですが、基地負担を減らす具体的な方策を示さない限り、沖縄に対する真の配慮とはならないはずです。

その方策の第一は、辺野古移転問題だと思います。全く使い物にならない軟弱地盤を選んだ責任を誰も取らないどころか、さらに巨額の税金を投じて「補強」工事を強行しています。これほど無責任な税金の浪費はあるのかと怒りを覚えますが、この愚かな「補強」工事に対しては、沖縄以外からはほとんど反対の声は上がっていません。

ただただ税金の浪費でしかないこんな工事は即刻中止すべきです。軟弱地盤を埋め立てた土地が、例えば、仮の想定としても中国やロシアと戦う基地たりうるのか、これは大疑問です。辺野古なしに普天間基地返還を可能にする方策を考えるべきだと思います。

なお沖縄の米軍基地に対しては、韓国と台湾からも両国の安全保障上必要だとの強い要望があったという。日本復帰に際しては両国ともに復帰反対を表明し、規模の縮小にも反対しているという。沖縄の米軍基地は、日本のみならず、周辺国ならびにアジアの安全にも寄与しているということだと思いますが、であるならば、周辺国の協力も得て沖縄の負担軽減を考えることはできないのかとも思います。

なぜGoogleにギョとしたのか

では本題にはいります。

事の発端は、前から気になっていた、中途放棄状態にあった「絣ラボ」WordPress版の作成中に遭遇したある異変でした。そもそも本体のHTML版「絣ラボ」も、2019年12月20日更新の「首里織」以降、更新が途絶えて休眠状態にありますので、WP版を作っただけでは余り意味はありません。

しかしともかくもまず、中途放棄状態にあるWP版を完成させようと思い立ち、作業を進めておりました。最大の難問は、初版HTML版「絣ラボ」の動画をどう再現させるかということでした。

完全な再現は無理だと観念しまして、静止画ギャラリーで代用したり、WP用動画作成ツールを使って作成したりと、それなりに工夫しましたが、公開済み最後のページとなる「首里織」は、動画専用ソフトを使うことにしました。

ところが、動画は容量が大きく、そのままではWPページに直接アップできないことが分かり、かなりショックを受けました。解決策はないかと調べてみると、YouTubeにアップして、そのURLを埋め込めば容量問題は解決することが分かりました。

アサリ産地偽装と諫早湾ギロチン内でご紹介しました縄文土器の競演はYouTube用に作った動画を埋めこみましたので、容量オーバーにはならなかったことも学びました。そこで、首里織の動画を作成してYouTubeに投稿することにしたのですが、異変は首里織動画をYouTubeに投稿する際に発生しました。

投稿するにはYouTubeのダッシュボードに入るのですが、その画面が開きません。既にアカウントは登録済みですので、通常なら登録名をクリックするとすぐに開くのですが、突然開かなくなりました。

開こうとするとアカウントとパスワードの入力を要求されます。入力すると2段階認証を求められるのですが、認証コードの受信が電話番号ではなく、現在使っていない端末名(メーカー名)が指定されますので、コードを受信することができず、中に入ることができません。

Googleに限らず、認証用の端末は電話番号のみの登録のはずですが、同じ番号を引き継いだ現在の端末ではなく、前に使っていた端末名を指定するとはこれまで経験はありません。「縄文土器」で始めてYouTubeを使ったのですが、この時は2段階認証なしにすぐにアカウント登録できました。

突然の異変です。Googleの登録情報がどうなっているのか確認しようとしたのですが、今度はGoogleのブラウザ Chromeの画面が真っ白になって確認どころではない状況になっています。

びっくりしてスマホで確認しようとしたのですが、なんと、スマホの画面も真っ白! スマホまで! わたしの頭も真っ白! になってしまいました。未だ経験したことのない現象です。気を取り直してPCのEdgeを開いたところ、なんとEdgeには全く異変はなく、正常に動きます。

ここにきてやっと、この異変はGoogleでのみ発生している異変であることに気がつきました。スマホはAndroidなので、まさにGoogleそのもの。Google製アプリの利用が完全に拒否されたような状況です。あらためて言うまでもなく、YouTubeもGoogleです。

ギョとしながら、ここまでGoogleに拒絶されるのはなぜなのか、何か原因になるようなことがあったのかと記憶を辿りました。と、すぐに思い当たりました。つい最近、Google Adesense(広告)やGoogle Analytics(アクセス解析)のアカウントをごっそり削除しましたので、それが祟っているらしい。

ブログでもお知らせしましたが、「葦の葉ブログ」に掲載していたAdesense広告を停止しました。巨大な広告がトップページを占領し、工夫したデザインも台無し。加えて、こちらで設定した数の倍以上もの広告が掲載されてブログを読む邪魔になっていたからです。

本体の「葦の葉ブログ」」の広告は停止されましたが、サブディレクトリURL「ashi-jp.com/3rd / 」の「葦の葉ブログ3rd」では、広告掲載がつづいていました。

Adesense広告のダッシュボード(管理画面)では、ashi-jp.com/3rd/ 」のようなサブディレクトリURLは、本体「ashi-jp.com」の付属ページと見なされ、サイトとしては登録されず、表示もされません。

広告の掲載設定は当然のことながら、全て本体「ashi-jp.com」での設定がサブディレクトリにそのまま反映されます。ところが広告IDまで削除して停止したにもかかわらず、停止は本体のみに適用され、サブには適用されず、「ashi-jp.com/3rd / 」では広告掲載がつづいていました。

本体での停止設定がサブには効かないないので、やむなくAdesenseのアカウントそのものを削除しました。それでもスポンサーリンクが残っていましたので、一旦、サイト運営に関するGoogleアカウントを全て削除しようと思い、Google Analyticsアカウントも削除しました。

ここまでスパスパとGoogle を削除するのは、Google広告を掲載しても一銭の収入にもなっていないからですが、より正確にいうならば、当サイトへのアクセス数が、Google には全く反映されていないからです。

その原因だと思われる現象が、Googleが提供しているSiteKitというプラグイン(WPでのみ使われるアプリ)にも現れていました。SiteKitは、Google AdesenseやAnalyticsやCnsoleなどの、Googleに関する計測結果をサイト内で簡易的に表示するアプリですが、このアプリによって最初に異変が示されたのは今回の広告掲載ではなく、前回の広告掲載時でした。

このアプリは非常に便利で、それぞれのダッシュボードを開かずとも、サイト内で一気にその時々のアクセスの結果がもたらす数値や変化を表示してくれます。ところが前回導入時には、このアプリから、サイトへのアクセスが拒否されているとのメッセージが繰り返し表示されました。そしてついに、アカウントを変える提案まで受けました。

使用中のアカウントは、Googleがどういうものなのかもよくは分からぬ頃から使っていたもので、そのアカウントを変えろとはどういうことなのか。もしもアカウントを新しく変えたならば、これまで使っていたアカウントは誰かに使われる可能性も出てきます。とんでもない提案だと思い、当時のわたしはこのアプリの方に不信感を抱き、アプリを削除してしまいました。

しかしその後も、広告をめぐる異変がつづき、Adesense広告掲載そのものも止めてしまいました。広告停止から1年以上は経っているはずですが、今回久しぶりに広告掲載を始めました。

通常、広告掲載を中止すると再開時には再審査があり掲載までには時間がかかるそうですが、当サイトでは開始と同時に即広告が掲載されました。それも巨大広告を含む、設定数の倍以上の数が一気にどっと掲載されます。

その後の経緯はすでにご報告したとおりですが、今回もSiteKitというアプリが重要なヒントを与えてくれました。広告再開に際して、このアプリも設置したのですが、設置して間もなく、広告収入の重要な指標となるインプレッション収益(RPM)が、5000近い数字になっていました。一般的にはRPMが250以上あると収益の可能性が出てくるらしいので、4000や5000という数値は非常に高数値のはずです。アクセス数も見る見るうちに数千と数が増えていきました。

以前はRPMも1万を超える数字を示していたこともありますので(Googleは公正か?)、やっとGoogleも正常にカウントしてくれるようになったのかと喜びました。しかし、本体のAdesenseやAnalyticsのダッシュボードで確認すると、いずれも一桁か二桁。余りにも数値が違いすぎます。

どちらの数値が正しいのかといえば、サイト内で直接カウントしているSiteKitが正しいのは明らかです。しかしその後、SiteKitは、クリックしてもグルグル回って表示されなくなりました。

この、SiteKiの動きを妨害する現象を目にしてやっと、前回の事象、このサイトへのアクセスが拒否されているというSiteKitのメッセージは、事実を報告していたことに思い至りました。つまり、このサイトへのアクセスが、Googleには全く反映されていないということに気がついたということです。

しかし問題は、当サイトへのアクセスがGoogleには反映されない、遮断されているという現象は、当サイトの管理画面(ダッシュボード)に、誰かが侵入して何か工作をすることで生じるものなのかどうかということです。

Googleが提供しているSiteKitは当サイトで発生している現象やアクセス数を機械として忠実にキャッチしているようなので、Google本社は利用者に不正な工作などするはずのないことは明らかですが、外部からの工作だけで遮断は可能なのかどうか。

2段階認証で端末の変更を要求

この疑問を解くためにも、初めにご紹介した、Google Chromeの画面が真っ白になった現象について、その後の顛末をご紹介することにします。

PCでもスマホでもGoogleが使えないという状態を放置するわけにはいきませんので、解決に最も近いと思われる、Googleが要求している以前の端末に変えてみることにしました。

実は以前のスマホは格安で購入した富士通のスマホだったのですが、買って間もなく、充電ができないという現象が発生したのでメーカーに連絡したところ、実物を見ないと状況が分からないのでスマホを会社宛に送ってほしいとのことでした。

ネットで購入したので店舗でみてもらうということもできず、メーカーに送るとその間、スマホが使えません。それでとりあえずという感じで、こちらも格安の中国製のスマホ、シャオミRedmiNote9sを購入しました。

これはこれでいいかと使い始めたのですが、ふと富士通のスマホにも充電したところ、なんと問題なく充電されています。わたしの勘違いだったのか。たとえ格安とはいえ、無駄な買い物をしたと思いましたが、LINEの移行が面倒だし、中国製スマホの性能がどんなものか、使いながら確かめたいとの思いもあり、そのまま使っていたところ、この度、突如、Googleより富士通のスマホ指定で2段階認証を求められると相成った次第です。 

SIMカードの移行は簡単ですが、Lineの移行には一手間かかります。まず使用中のスマホで移行設定をする必要がありますが、その肝心の設定画面が真っ白で何もできません。トークは開きますので、とりあえず大事な写真やトークをkeep(保存)しました。しかしそれでも設定画面は真っ白のまま。

いつまで待ってもLINEの正常な移行はできそうもない雰囲気です。やむなくとりあえずLINEの開通を優先させ、富士通スマホ側で引き継ぎボタンを押しました。色々ありましたが、ともかくもLINEは開通しました。

Googleの認証も富士通のスマホで無事パスし、PCでもスマホでもGoogle、Chromeが使えるようになりました。YouTubeにもすんなりと入ることができ、二つ目の動画「首里織」も登録公開することができました。

SIMカードを抜いて電話機能が使えなくなっても、Wi-FIを使えばシャオミのスマホでもネットは使えるはずですが、Googleとその関連アプリは真っ白のままで使えないという状況には変わりはありません。一方、充電さえしておけば、EdgeやFireFoxやその他のアプリは全て使えます。今現在もシャオミでのGoogle非表示は変わらず。

AdsenseAnalyticsなどのアカウントを削除するまではシャオミにも全く異変は発生していなかったのですが、偶然なのかどうか、削除後に突如発生した異変です。

ただ、結果としては、富士通スマホは使ってみると非常に使いやすく、起動ボタンが分かりにくいという重大なマイナス点を含みながらも、様々な点で、シャオミ製より洗練されていることに気づかされました。富士通のスマホは、今回の異変がなければ使うこともなかったはずですので、今回の異変はプラス面もありました。

とはいえこういう誘導は、Googleの意思なしに機械による反応だけで起こりうるのかどうか。おそらく、仮に高性能なAIを使ったとしても、起こりえないのではないかとも思われます。つまり、日本法人という限定つきであれ、Googleの意思=Google内部からの介入なしには起こりえない異変ではないか。

しかし日本という限定された地域であれ、こうした異変が多発していたならば、大手メディアはともかく、ネット上で問題にならないはずはありませんが、そういう話題は全く見かけないところを見ると、対象はもっと限定されているようです。

おそらくこの種の異変は、わたし以外にはほとんど経験はないとも思われます。ただし、AdsenseやAnalyticsのアカウントはサイト運営にのみ関係するアカウントで、Google利用に必要な基本的なアカウントはもちろん削除していません。にもかかわらず、スマホにまで異変が発生しています。

サイト運営に関するGoogleアカウントを全削除したにもかかわらず、YouTubeを使おうとしたので素性を怪しんで厳しい2段階認証が実施されたとも解釈できますが、こうした一連の動きは機械(AI)だけで判断されうるものなのかどうかは、やはり疑問として残ります。

おそらく他に例のない異常な例だと思われますが、わたしがこの体験をWEBに公開すると、すでに利用が禁止されているファーウェイに続いて、シャオミのスマホでもGoogleが使えなくなるかもしれないというような噂が拡がる可能性もゼロではありません。

わたしは中国共産党政府の一党独裁体制には恐怖を感じておりますが、中国企業にまでは反感は抱いておりません。しかしその中国企業であるシャオミの評判を落とす可能性を承知しながらもこの体験を公開するのは、WEB上に君臨するGoogleの独裁が可能にする「真っ白な画面」が何を意味しているのかを、あらためて問うてみたいと思ったからです。

ただ、シャオミ製よりも富士通スマホの方が洗練されているというのは、わたしの偽らざる実感です。しかしその発見に誘導してくれたGoogleには手放しで感謝するわけにもいかず、正直なところ、複雑な思いを抱いています。

こうした複雑な思いも含めて、Google独裁の是非については、次回でさらに考察を深めたいと思います。

以下に本号テーマの発端になった絣ラボWP版と、YouTubeの「首里織」の動画をご紹介します。動画作成にはPower Directorというソフトの無料版(社名が入る)を使っていますが、音楽のフェードアウトが設定できず、突如音が切れてしまいます。最初の「縄文土器の競演」ではフェードアウトできたのですが、いつまでも無料版を使うのはけしからんということで、フェードアウト機能が使えないのかもしれませんが、ご容赦ください。

また、動画は修正するとURLが変わりますので、まだSNSなどでの広報はしていません。

なお、ashi-jp.com/3rd/のブログを、本体である当サイトに移行しているところです。

絣ラボWP版


YouTubeの「首里織」

久本福子顔写真

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